最近の動向
カテゴリ
最新の記事
以前の記事
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2010年 04月 07日
教育者、成瀬仁蔵の名言。
教育者と言うか牧師と言うか、紹介に微妙に困るひとです。今の日本女子大学の創始者ですね。明治以前はなかなか考えられなかった日本の女性高等教育を開拓した第一人者でもあります。教育者としても伝道師としても、そして時期的にも、かの内村鑑三といくつかの接点を持っています。内村鑑三が終始いち思想家としてその生涯を終えたのに対して、成瀬仁蔵はそれを礎として教育界に一石を投じた、というところに相違があるのかも知れません。いや詳しいことは良く分かりませんが、略歴を見る限りそんな感じです。 名言は・・・成瀬仁蔵の名言として良く知られたもの、らしいです。ひとの話を良く聴き、口を開くときは慎ましく、むしろ実行することに注力せよ、というわけですね。どれも立派な行動ですが、どれかが欠けるとあまり宜しくありません。ひとの話を聴かないひとは信用されませんし、あまりに多言なひとは信頼が置けなくなりますし・・・モノゴトを言うだけで実行しないなんてのは言わずもがな、やっぱりこれらの3項目は、すべて揃ってこその美徳だと思われるわけです。 そのひとの性格にもよりますが、すべてを兼ね備えるのはなかなか骨な作業になるはずです。ヒトの話に黙って耳をかたむけるのにはそれなりに訓練が要りますし、人間ってのは往々にして口を開き要らんことをぺらぺらと喋りたがる生きものです。そうして・・・言うは易く行うは難し、という格言の通り、実行に注力するのは口で言うほど簡単ではありません。まぁ簡単には為し得ないことだからこそ、この名言は名言として成立するんだと思いますが・・・ 最初はみっつ一遍にこなそうとするのでは無くて、自分の得意なところをひとつずつ押さえてゆくとか、自分の不得手なところをひとつずつ潰してゆくとかして、次第に理想型に近づけてゆくようにしたほうが良いのかも知れませんね。・・・落ちらしい落ちがありませんが、そんな感じで。
by feeling_stone
| 2010-04-07 23:00
| 今日の名言
|
ファン申請 |
||