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2010年 03月 17日
イギリスの作家、ギルバート・ケイス・チェスタートンの名言。
推理小説家のひとですねぇ。江戸川乱歩をして、推理小説界随一のトリック創案家である、と言わしめるほどで、推理作家の集まりであるディテクションクラブの初代会長も務めています。探偵小説としては古典に属しますが、本格的な推理トリックを駆使した作品は今でも評価が高いのだそうな。批評家・評論家としても名を成したひとで・・・あと、相当な巨漢だったそうな。写真が残っていますけど、まぁお相撲さんと言っても良いくらいの体格です。 で、名言ですが。問題にぶち当たったんだけど、どうしても解決策が思い浮かばない、そんなときとかに思い返すと良い言葉かも知れませんね。要するにそういう状態のときは、解決策が分からないと言うよりも、そもそもの問題が何故問題なのか、問題の焦点はどこなのか、というあたりが分かっていない、というわけです。逆に言えば、問題そのものを理解し、焦点を把握してしまえば、解決策なんてのはいくらでも捻り出せるはず、なんですね。モノゴトは順を追って片付けてゆきましょう、ということになります。 実際の仕事とか生活の中でも、困ったときにはすぐに解決のために動くのでは無くて、まず落ち着いて問題点を整理して、それから的確な解決策を考えて、その上で行動を開始する、という手順を踏んだほうが、急いで着手するよりも結果的に速く適切にモノゴトを解決できる、ということが往々にしてあります。端的に言えば、急がば回れ、ってやつですね。本当に些細な問題であれば、いきなり動いてしまったほうが良い場合もありますけれども、そんなときってのはそもそも解決策が分からないなんてことにはなりませんので、この名言の範疇には入らないことになります。 他の名言もそうですけど、こうした「いざというとき」系の名言は、実際に「いざというとき」になってしまうと、なかなか思い出せないことが多いですから、常日頃から心掛けておく習慣を身に付けておいたほうが良いのかも、ですね。
by feeling_stone
| 2010-03-17 23:26
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