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2010年 03月 12日
大仙院住職、尾関宗園の名言。
京都市にある大徳寺大仙院の住職で、豪快な説法で知られる名物の和尚さんです。かなり若いときに住職となってから、テレビの人生相談に出たり、数多くの著書を書いたり、はたまた対談CDを出してみたり、いろいろ方々で精力的に活動していますね。下手に高慢ぶるよりも親しみがあって良い感じな気がします。Web説法みたいなものまであるらしいので、興味があったら調べてみて下さい。いちばん良いのは直接説法を受けることだと思いますが・・・京都に行ったときは思い出してみると面白いかもです。 名言もシンプルながら、なるほど、と思わせる説得力がありますね。いわゆる処世術に属する寸言だと思います。気は長く持ち、心は丸く腹を立てず、人間の度量は大きく広く、それでいて自己主張は小さく控えめに、ってことですね。常日頃からこのへんを心掛けて生活するようにしておけば、特に対人コミュニケーションの面で、困ったり波風立てたりすることは、まず無いと思って良いでしょう。逆に考えると、こうした心づもりで普段から生きてゆくのは、言うほど簡単では無い、ということにもなります。 状況に追われて余裕が無くなってくると、何となく気短になりますし、心も角張ってちょっとしたことで腹が立つようになり、人間的に狭量になりがちで、何かと言うと自分の我を通したがるようになってしまいます。そんなときにちょっと落ち着いて、この名言を思い返してやれば、起こさなくても良いいざこざを未然に防ぐことができる・・・かも知れません。他の大多数の処世術ってのもやっぱり同様で、普段覚えているだけでは役に立たないものであって、いざと言うときに思い返せなければ意味を成さないわけですね。 ・・・おしまいになって気付きましたけど、この名言ってちゃんと短歌調になってるんですね。上手いこと言ったものだなぁと思います。
by feeling_stone
| 2010-03-12 23:11
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