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2010年 02月 07日
フランスの哲学者、エミール=オーギュスト・シャルティエの名言。
哲学者そのものとしてよりも、数多くの哲学者を輩出したことで名を知られたひとですね。ペンネームがアランと言って、この名前で有名な著作が結構あります。いちばん知られているのは「幸福論」でしょうか。こうした、新しい概念を発明するような偉大さは無いけれど、それまでに生まれた知識技術を上手に昇華して後世に伝える、という役割を担うひとも重要です。パイオニアばかりが偉人では無いですよ、ってことですね。 名言も「幸福論」からの一説です(多分)。幸せが先か笑うのが先か・・・ニワトリが先かタマゴが先か、みたいな話に通じるところがありますけども、そもそも幸せってのは何かカタチを持ったモノでもコトでもありませんので、やっぱり笑うのが先に来るのが正解なのかなぁと。別にどんな笑いかたでも良いと思うのですね。思い出し笑いでも、ニヤリ笑いでも、大爆笑でも嘲笑でも。重要なのは、そこに実体の有無はともかく、笑うべき対象が存在していて、自分の立ち位置がそれを笑うことができるところにある、という事実であって・・・それが即ち、幸せである、ってことになるんじゃないかと思うわけです。 実際のところ、人生笑えば何とかなる、という格言もあります。どんなに辛いときでも、苦しい状況にあったとしても、無理にでも笑えばどうにかなるもんです。それでも笑えないときは・・・人間、どこかしら面白ければ笑えるはずですから、何とかしてその状況における面白ポイントを見つけ出す、というのが良いかも知れませんね。他人の不幸を見ると何となく面白いと思いますが、それを自分の状況に当てはめてみると・・・まぁ多少、自嘲じみた感じにはなりますけれども、そこそこ面白さを感じることができるんじゃないでしょうか。あー何やってんだろ自分、みたいなところを足掛かりにして、気を取り直して、体勢を立て直して、充分に立ち直ったら、今度は本当の意味で笑ってやれば良いわけで。それはそれで幸せなことなんじゃなかろうかと。
by feeling_stone
| 2010-02-07 21:59
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