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2009年 09月 21日
フランスの作家、フランソワ・モーリアックの名言。
ノーベル文学賞受賞作家。・・・文学賞って毎年何人か居ると思うんですが、実はそのうち片手で足りるくらいしか自分は知らないわけですねぇ。芸術方面で唯一のノーベル賞なだけに、選出基準も良く分からんと言えば分かりませんし。まぁさて置いて、このひとの代表作品は・・・ざっと眺めましたが有名そうな作品がひとつも見当たりません。カトリック系の作家に属するみたいですね。遠藤周作や三島由紀夫に影響を与えたのだそうな。そっち方面に強いひとはご存知なのかも知れません。 名言に行きましょうか。まさに「努力はひとを裏切らない」ってやつですね。逆に言うと、我々の人生ってのは、そこにどれだけの努力を費やしたかで、価値が決まってくるものだ、とも読めます。まぁ中には、どれだけ努力せずに有為なモノを掴み取れるか、というところに価値を見出すひとも居るかも知れませんが。要するに「効率」あるいは「能率」を求める、という意味ですが、これは努力と相反するかと言うと、実はそんなことは無いんじゃないかなぁ、と思うわけです。 ものすごく要領良く仕事をさばくヒトでも、見えないところでは努力をしているのかも知れませんし、逆にとても努力家に見えるヒトが、有限の時間を最適に使えるかどうかと言われると、それはそれで微妙な気がします。努力もただ闇雲に費やせば良いものでは無くて、そこに方向性を持たせること、もっと言うと、より効率の良い方向性を持たせることが重要なんでしょうね。 結論としては、この名言は真実のひとつの側面を表してはいますが、それがすべてでは無くて、やっぱり努力が苦労のみで終わってしまうこともある、ってことなんだろうと思います。それを理解した上で、どれだけ無駄な苦労と消えてゆく努力を減らして、価値ある人生に実りをもたらす努力を重ねることができるか、そのへんが勝負の分かれ目なんじゃないかなぁと思うわけです。
by feeling_stone
| 2009-09-21 23:35
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